愛とは、結婚するとは③

彼は私に

自分のこと好きじゃなくても側にいれるだけでいい

辛いことも多いけど嫌いにならないし、自分でもわからないけど惹かれる

ずっと一緒にいたい

私のいない人生は意味がないって言ってた

私にここまで言ってくれる人はこの先現れない

何だろう、そこまで思える人に出会えたって本当に羨ましく思う

第三者的な立ち位置だけど

どういう気持ちなんだろう

何か見えないものにでも突き動かされてるのかな

そういう気持ちになってみたい

知り合いに話したら同じ意見だった

私のことここまで好きじゃなかったら

別れられたのになぁ

まだ結婚早いんじゃないかって何人かに言われたけど、どうせ相手が別れられないなら今しても来年しても一緒だから今年結婚する

別れることもできるのにしないって私は優しいねって言われた

彼がそこまで言うならいいよ、人生あげるよって気持ちかな

別に一緒にいてイライラしないし嫌いじゃない

でも惹かれもしない

そして自分から振ったのにまだ前の人の事を思い出している

好きだったけど寂しかった

楽しかった会話を思い出して、くすってなってそしてあぁって切なくなる

記憶の中の私は楽しそうで、その時の気持ちも入ってくる

今年に入ってからずっと辛かったし切なかった

楽しかったこともあったはずだけどよく思い出せない

プロポーズのときも泣いてたけど嬉しくて泣いてたんじゃない

プロポーズの数日後にまだ忘れられない人がいると伝えた

それでも結婚したいと言ってたからそこまで言うならと結婚を決めた

当時も今も結婚を決めた理由は変わってない

その後何度も不安になったけど、彼が私のことをすごく好きだからって言い聞かせてた

問題なのは主語はいつも彼だったってこと

私が結婚したいではなかった

そもそも結婚したいって思ったことあるのかな

そうやって何度も自分を納得させてきたはずだったけど、自分の気持ちに見て見ぬ振りしてきたせいか、私は一度壊れた

体調にも現れて周りが心配になるくらいだった

私には振る覚悟も一緒になる覚悟もなかった

結果彼を何度も傷つけた

つづく